2008年9月25日木曜日

人事異動

 ついに、この時がやってきてしまいました。

 人事異動です。

 図書館おばさんTは、人事異動のため、国士舘大学附属図書館を去ることとなりました。


 9年半にかけて、図書館第1司書課に勤務して参りましたが、10月1日の人事異動で、多摩キャンパスの体育学部事務室に異動します。

 長きにわたって、図書館では大変お世話になりました。


 私が図書館司書の仕事に初めて興味を持ったのは、高校生の時だと思います。

 新設校で、校舎や体育館など新しく、グランドはまだできていない状況から高校生活を始めます。

 高校1年生の時、本を読むのが好きだったこともあり、図書委員になりました。

 でも、図書委員といっても、図書室もまだできていない状況。。。

 図書の先生と、図書委員が集まって、購入された本にラベルを貼ったり、カバーを掛けたり、書棚に並べたりして、図書室を一から作り上げていきました。

 そんな仕事をしたのをきっかけに司書に興味を持ちました。

 司書資格がとれる大学に進もうということで、国士舘大学になんとか入れていただき、4年間かけて司書に必要な科目を取得します。

 でも、大学生活4年間を過ごす中で、司書になるということがどれだけ狭き門か、思い知ります。

 まして、私の世代は、就職氷河期でもあり、一般企業に就職するのも大変な時代でした。

 あまり、業種や職種を選ぶことなく、就職活動をしていた中で、国士舘大学の新聞で職員募集の公募を見かけます。

 大学生時代お世話になった主事が、時々、私をアルバイトで大学の仕事のお手伝いに使ってくださったこともあり、職員の試験を受けました。

 おかげさまで内定をいただき、この大学に勤めることとなります。

 大学の職員になっても、図書館に配属されるとは限らず、最初は大学院の事務室、次は就職センターへと配属になりました。

 就職センターでは、鶴川キャンパスの勤務も経験しました。

 人事異動の希望を聞かれるごとに、できたら図書館に行きたいと、言い続けていたことが、3つめの部署でついにかないます。

 念願かなって、図書館に配属されることとなったのが、今から、9年半前です。

 ここで、誤解していただきたくないのが、図書館に来るまでの部署で、いい加減な気持ちでつとめてきたというわけではないことを、ご承知いただきたいと思います。

 各部署で、自分なりに一生懸命勤めてきたつもりです。

 大学院では、多くの大学院生さんがお勤めをしながら、税理士になる希望を叶えるために努力している姿を毎日目にしておりましたし、就職センターでは、大学生が将来の方向性について真剣に考える姿を日々見ておりました。

 そんな姿を見ていて、私もやっぱりやりたいことはなんだろう?と考えさせられることが多かったです。


 図書館に配属になって、本格的に図書館員として勤めることになるわけですが、図書館の仕事は、たとえ資格を持っていたとしても、すぐにその効果を発揮できる仕事ではありませんでした。

 司書資格を持っていない人より、持っている引き出しがちょっと多いだけ。。。

 せっかく持っている引き出しも、引き出しの開け方がわからなけれが、宝の持ち腐れ。。。

 この持っている引き出しをあける方法は、実践を重ねていく中で、身につけていくことだと思います。

 そして、この引き出しは大学職員なら誰しもがもっている引き出してはないということ。。。

 ここに、図書館員に求められる専門性があるんだと思います。

 この引き出しは、司書資格を持っていなくても、図書館にきてから増やすことはできます。

 実践を重ねる中で積み重ねるもよし、研修などに参加するもよし、様々な方法で、専門性を身につけることはできます。

 でも、ほんの数年の勉強で身につくものではありません。

 図書館員は、多くの引き出しを持っていれば持っているほど、多くの情報を利用者のみなさんに提供できるんだと思うのです。


 私は、9年半かけていろいろと勉強をしたつもりです。

 昨年度末まで2年間かけて、研究分科会にも参加しました。

 図書館員になって、2年か3年目には、慶應義塾大学の三田メディアセンターで1ヶ月の研修もさせていただきました。

 その他、短期の研修などもいくつも行かせていただきました。

 それでも、私の中の引き出しは満たされることはありませんでした。

 まだまだ、空いている引き出しの方が多いくらいです。


 まだまだ空いている引き出しがたくさんある中、図書館を去るのは本当にさびしいことですが、私は、図書館員である前に、大学職員です。

 大学の他部署で、私を必要としてくれるところがあれば、行かなければなりません。

 むしろ、呼んでくださる部署があることに感謝しています。

 図書館で学んだこと、けっして無駄にはならないと思っています。

 新しい部署では、どんな仕事をするのか?

 今までに経験したことのない部署なので、不安もあります。

 でも、新しい部署でも、一つ一つ経験を重ねて、みなさんのお役に立てるようにがんばりたいと思います。

 これからも、どうぞよろしくお願いします。


 ちなみに、このブログは、もう少し続きます。

 もう少しお付き合いの程、よろしくお願いします。

 

4 件のコメント:

在学生 さんのコメント...

お疲れ様です。
そんな経緯があったのですね。
とても興味深かったです。

私は世田谷校舎の者なので、お目にかかる(と、言ってもTさんが誰なのか未だに分からないのですがw)ことがなくなるのは寂しいです。

このブログも閉鎖してしまうのですか?
個人的には『生協の白石さん』のように、『図書館おばさん』だと思って更新をいつも楽しみにしていました。
部署が変わると書いてはいけないこと、書くことができないこと、時間の制約などがあると思いますがやめないでください!

また、過去の書き込みを全て自主製本にした『図書館おばさんTの奮闘日記』を図書館のカウンターなどに置いてほしいです。

匿名 さんのコメント...

Tさんの引き出しは、空いているのではなく、今までにないタイプの収納BOXの到着を待っているのだと思います。今までの引き出しはきっともういっぱいなのでしょう。異動は”移動”でもあります。席が替わる、今までそこにいた人がいない、、、異動の時期は残される側としてもさびしいものです。
これからも引き出しの宝を適度に、効果的に引き出しつつ、新しい収納BOXにも期待しています!私もほそ~くて、なが~いレールをつくれるようがんばりますよ~

図書館おばさんT さんのコメント...

在学生さん。

コメントありがとうございます。

私は最近は、メディア編集室(総合カウンターの後ろの部屋)でホームページなどの更新をしていることが多いのですが、その前までは、レファレンスカウンターに座っていることが多かったです。
どこかでお目にかかっているかもしれないですね。

大学の人事異動ばっかりは仕方がないのですが、寂しいと言っていただいてとてもうれしいです。
今度は体育学部の方で、学生さんから、いないと「寂しい」なんて言われるようなお仕事ができたらうれしいなぁと思います。

ブログについては、正直、迷っています。というのは、「やめないでください」なんてコメントをいただいたことで、だいぶ決心がぐらついています。。。

でも、やっぱりブログはやめるつもりです。といっても、閉鎖すると言うことではなく、更新しないで残そうと思っています。(なので、自主製本は勘弁してください。。。)

でも、あともう少し、時間はあります。ぎりぎりまで、更新は続けます!

図書館おばさんT さんのコメント...

匿名さん。

新しい収納boxが増設可能な頭の中なら良いのですが。。。
でも、新しい仕事になるわけですから、今までの収納エリアに、ごちゃまぜにしないように、整理して新しいことを収納していきたいと思います。
そして、必要なときに必要な引き出しが開けられるように、さらに経験を積んでいきたいと思います。

匿名さんも、今の部署はわかりませんが、今の部署で細くて、なが~いレールを敷いていただいて、みんなが迷子にならないように、道しるべを置いていっていただきたいと思います。

私がそのレールに乗れる日があることを楽しみにしたいと思います。